人間・社会情報学科

概要

人間・社会情報学科においては、情報学を駆使して人間の心理や知覚・感覚、コミュニティやマーケットを解明できる人材を育てるとともに、その成果によって人間、人と人の関係性、社会のあり方等を変革し、新たな価値創造に結びつけることによって、情報科学技術と人間・社会とを媒介し新たな価値を創造する人材を育成します。
現代の企業や行政等の組織にとって、情報を適切に扱うことは市民や社会に対する責任を果たす上で重要となっています。情報社会においては、情報の価値や影響度、倫理的側面に配慮して組織マネジメントや制度設計できる人材が必要で、とりわけ「情報」が、マス・メディアやソーシャル・メディアを通じてグローバルに拡散していくことの意義や危険性を十分に理解していることが必要です。さらにグローバル化する環境の中では、社会や文化による違いを理解できる人材も必要となってきています。また、組織が依って立つ社会情報基盤を考慮したデザインならびにそれに基づくシステム・コンテンツについて、その設計開発と運用までを一貫してマネジメントできる能力も必要です。

  • 組織における情報の価値と情報倫理についての理解
  • 社会の情報学的理解に基づくモデル構築力と、実社会でのサービス実装力
  • マス・メディアとソーシャル・メディアの特性に対する理解
  • 情報を効果的に説明・提示するためのコミュニケーション力
  • 情報セキュリティに対する法的・倫理的理解
  • 社会や文化による違いを理解し、利害関係者を調停するためのマネジメント力

こうした知識や能力を備えた人材は、例えば、企業においてユーザーと技術開発者をつなぐプロジェクト・マネジャー、官公庁等において市民と専門家を媒介するステークホルダー・マネジメントに携わる専門職、マス・メディアやソーシャル・メディアにおける情報発信者・編集者等の職業を通じて社会に貢献することが期待されています。

 

担当教員

情報学研究科 社会情報学専攻所属の教員14名
情報学研究科 心理・認知科学専攻所属の教員7名

教授
丸山 康司*
准教授
河村 則行*
青木 聡子*
氏原 温*
*環境学研究科

 

教育系

社会情報系

社会情報系では、社会情報学、情報哲学・倫理、メディア研究、社会学等を主として学んでいくことになるため、情報科学技術と社会のよりよい関係を構築できる人材を教育することが期待されている研究分野です。

主な開講科目

情報哲学
情報と倫理
情報美学
情報社会における福祉の哲学
情報芸術論
情報社会デザイン論
ソーシャルメディアと観光・コミュニティ
視覚情報処理
博物館展示情報論
メディアと国際社会
メディア社会論
現代社会論
リスクガバナンス論

心理・認知科学系

心理・認知科学の基盤である、個、社会・文化、進化、脳、計算モデル等、多様な階層・観点から人間の特性を捉える概念枠組みを学ぶとともに、実験・調査、データ解析、シミュレーション等により人間の認知や心理を定量的に理解・解明・予測するスキルを修得します。さらにこのスキルを活用し、人間にとって魅力的な環境(モノ・サービス・制度等)を創造する能力、及び、現代・未来社会における諸問題をエビデンスにもとづいて分析・解決できる能力を涵養します。

主な開講科目

心の科学
人間の知・機械の知
心理・認知科学特殊講義A1・A2
心理・認知科学特殊講義B1・B2
認知心理学A-D
社会心理学A-D
脳と心A-D
認知科学A-D
心理・認知科学実験1・2
心理・認知科学データ解析
心理学の歴史と方法1・2

心理学実験で行われたピクトグラム検出 課題の例(斜めの境界線によりピクトグ ラムの色が異なっており、実際には、 白抜き、黒抜きのどちらかだけが提示さ れ、どちらのパターンが見つけやすいか を調べる)
An example of the pictogram detection task in a psychological experiment. Participants are asked to detect one target pictogram from among thirty six pictograms. There are two types of pictogram colors (white objects on the black background or black objects on the white background) to investigate which coloring enhances pictogram detection.
 個人としての人、また集団の中の人が示す行動や心理、そしてその意味について学びます
Major research issues in our program include human behavior and psychological precesses both at the individual and group levels
チュラロンコン大学との共同授業
Joint lecture on Mass Media in Japan and Thailand organized by Chulalongkorn University and Nagoya University

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