● テーマ
「楽しい!」をめぐる情報学
● 日時
2022年9月3日 (土)
14:00-14:10 開会挨拶
14:10-16:25 講演会
16:45-17:15 学部進学をお考えの方のためのQ&Aタイム
● 方式
オンライン形式(Zoom利用)
● 講師と講演内容
- ・講演1
- 講師:藤井 慶輔 (知能システム学専攻 准教授)
- 題目: スポーツ戦術をAIのデータ解析で評価する -AIで可能になる新しいスポーツ分析の世界-
- 概要:
- 最近では様々な計測システムがプロスポーツにおいて導入されていますが,複数の選手が動くチーム戦術プレーの分析に関しては,依然として人の目で見て行っており,ほとんど自動化が進んでいません。そのため私たちは,人間が持つスポーツの知識とAIを融合した方法によって,複雑な動きの特徴やルールを学習したり,結果論ではなくデータから戦術を評価したり,未来予測に応用する研究を行っており,その例についてお話しします。
- ・講演2
- 講師:磯村 朋子 (心理・認知科学専攻 准教授)
- 題目: 顔・身体と感情の科学 -楽しいを感じる・伝える・共有する,心と身体のメカニズム-
- 概要:
- 皆さんは「楽しい」をどこで感じ,どのように表現しますか? 他人の「楽しい」はどうやって理解しますか? 他人が見せる本物の笑顔と作り笑いの見分けはつきますか? 普段意識することはほとんどありませんが,「楽しい」を感じたり認識したりする過程で,脳は自分や他人の顔・身体から様々な情報を受け取り,効率よく処理しています。本講演では,「楽しい」と「笑顔」をキーワードに,顔・身体と感情に関する心理学や脳科学の研究についてご紹介します。
- ・講演3
- 講師: 小野 廣隆 (数理情報学専攻 教授)
- 題目: ゲーム・パズル・アルゴリズム -七並べからe-スポーツまで-
- 概要:
- スマホゲームや家庭用ゲーム機がある今,「ゲームやパズルと情報学には深い関係がある!」と言っても当たり前に思われるかもしれませんが,コンピュータとは無関係に多くのゲーム・パズルは「計算」に関する興味深い性質を備えています。本講演では,身近なゲーム・パズルが計算量理論的にどのような性質を持っているか,また100万ドルの懸賞金がかかった「P vs NP問題」との関連などについてお話します。
● 当日のスケジュール
14:00-14:10 開会挨拶
14:10-14:55 講演1
14:55-15:40 講演2
15:40-16:25 講演3
16:25-16:45 全体質疑
16:45-17:15 学部進学をお考えの方のためのQ&Aタイム
● 受講料
無料
● 参加申込
8月30日(火) までに参加申込フォームから登録をお願いします。
8月31日(水) 以降に,登録されたメールアドレスにZoomのウェビナーURL等をご案内します。
● 問合せ先
名古屋大学 情報学部・情報学研究科 庶務係
office"at"i.nagoya-u.ac.jp ("at"を@にご変更ください)