● テーマ
「こころ」に迫る情報学
● 日時
2024年9月14日 (土)
13:30-13:40 開会
13:40-15:50 講演会
15:50-16:30 全体質疑
閉会後、進学をお考えの方のためのQ&Aタイム
● 方式
ハイブリッド形式 (対面+Zoom利用)
● 講師と講演内容
- ・講演1
- 講師:宮本 健史先生 (心理・認知科学専攻 助教)
- 題目: 動くものの「視かた」と「視えかた」
- 概要:
- 飛んでくるボールをキャッチしたり、車に轢かれないように道を横断したりするなど、私たちは日常的に動くものの位置や速度の情報を利用して行動を調節しています。私たちは物体が視野の外に出ていかないように眼を動かしますが、実は眼球運動によって、動くものの視えかた・感じかたは変化しています。本講演では、視覚情報処理の観点から「動くものを視るための眼球運動」と「動くものの視えかた」との関係についてお話しします。
- ・講演2
- 講師:髙野 了太先生 (心理・認知科学専攻 講師)
- 題目: 神秘を感じるこころの謎 -畏敬の念を科学する-
- 概要:
- 宇宙の壮大さを感じたとき、息をのむほどの絶景を目にしたときなどに、神秘的だなあ、不思議だなあと感じたことはありますか?このような感情を、心理学や情報学では「畏敬の念」といいます。畏敬の念を感じているとき、私たちの頭の中や身体はどうなっているのでしょうか?また、私たちのものの見方や振る舞いはどう変わるのでしょうか?本講演では、畏敬の念が生じる心のメカニズムやその作用について調べた研究をご紹介します。
- ・講演3
- 講師: 笠木 雅史先生 (社会情報学専攻 准教授)
- 題目: 自動運転技術とトロリー問題
- 概要:
- 「トロリー問題」、あるいは「トロッコ問題」という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。この問題はもともと倫理学の中で議論されていたものですが、現在自動運転技術との関連で再び注目が集まっています。自動運転のトロリー問題(トロッコ問題)とは、どのように自動運転車が運転しても何らかの事故が避けられないような状況で、自動運転車はどのように運転方針を決定すべきなのかという問題です。自動運転のトロリー問題は、倫理学だけでなく、さまざまな学問分野の知見を利用しながら現在議論されています。どのような議論が行われているのかを紹介しながら、現実の倫理的問題を研究する難しさと楽しさについてお話しします。
● 当日のスケジュール
13:30-13:40 | 開会 |
13:40-14:20 | 講演1 |
14:20-15:00 | 講演2 |
15:10-15:50 | 講演3 |
15:50-16:30 | 全体質疑 |
16:30-16:40 | 閉会 |
閉会後 | 学部進学をお考えの方のためのQ&Aタイム |
● 受講料
無料
● 参加申込
9月11日(水) までに参加申込フォームから登録をお願いします。
お申込み後、登録されたメールアドレスに「招待メール」を送信します。 (ID・パスコード・URL等記載)
● 問合せ先
名古屋大学 情報学部・情報学研究科 庶務係
jyo-syomu"at"t.mail.nagoya-u.ac.jp ("at"を@にご変更ください)
※メールの件名を『公開セミナー』としてください。
● 過去の公開セミナー
・2023年実施公開セミナー:詳細ページ
・2022年実施公開セミナー:詳細ページ
・2021年実施公開セミナー:詳細ページ
・2019年実施公開セミナー:詳細ページ