価値創造研究センターが理化学研究所との新しい研究プロジェクトを始動

国立大学法人名古屋大学(総長:松尾清一)と,国立研究開発法人理化学研究所(理事長:松本 紘)は,両機関が協力して我が国の学術及び科学技術の振興や教育を発展させることの役割を果たしていくことを目的として,両機関がもつ研究力,研究環境及び人材を生かした連携協力の新たな枠組みを構築するための基本協定書を締結しました。

名古屋大学が理化学研究所と協力して研究を実施するための枠組みの一つとして,名古屋大学の情報学研究科附属価値創造研究センターでは,理化学研究所の革新知能統合研究センターと「マニュファクチュア・インフォマティクスによる製造革命のための基盤技術の構築」をテーマとする共同研究の検討を進めることに合意しており,今後、具体化に向けて人材交流や連携協力の拡大を行っていきます。

 
調印式では,協定書への調印に先立ち,情報学研究科附属価値創造研究センターの武田浩一センター長と理化学研究所革新知能統合センターの杉山将センター長から研究概要の説明がありました。
  

この研究テーマ「マニュファクチュア・インフォマティクスによる製造革命のための基盤技術の構築」では,新しい人工知能技術,特に製造・生産技術における機械学習手法を開発します。
この研究は,材料組織の特性と材料物性を望ましい材料特性に関連づけ,材料探索から最適化までの革新を実現したり,あるいは,結晶成長における成長プロセスと結晶品質を関連づけ,結晶品質の決定因子を明らかにしつつ,プロセスの最適化を図っていくことを目的として行っていくものです。

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