enPiT-Pro 三拠点の合同シンポジウム「IoTが急拡大する時代の社会人育成」が開催されました。

 2018年3月12日に、早稲田大学戸山キャンパスで、enPiT-Pro三拠点による合同シンポジウム「IoTが急拡大する時代の社会人育成」が開催されました。
 
 文部科学省による「enPiT-Pro」事業に採択されたスマートエスイー(早稲田大学)、組込み(名古屋大学)、セキュリティ(情報セキュリティ大学院大学)の三拠点及び各拠点に連携する大学が集結して、現代社会の情報科学技術を駆使できる人材を育成するための実践的で体系的な人材育成プログラムの紹介や「産学官」が一体となった社会人向け人材育成の取り組みについて紹介がありました。
 
 シンポジウムでは、鎌田薫・早稲田大学総長の挨拶で開会した後、信濃正範・文部科学省大臣官房審議官による挨拶が続き、大学が行う人材育成に対する期待や、Society 5.0の実現に向けた人材育成の必要性について、それぞれのお立場からの説明がありました。
 
 基調講演では、井上克郎・大阪大学教授から、enPiT-Proが立ち上がった経緯について紹介がありました。また、山本里枝子・富士通研究所システム技術研究所所長の基調講演では、企業内で実施している人材育成の動向について、紹介がありました。
 
 基調講演の後、各拠点の紹介として、高田広章教授から、enPiT-Pro Embで名古屋大学が代表大学を務める事業の紹介がありました。働き方改革と、学び方の改革が組み合わせて推進されることが好ましいとするコメントには、多くの来場者から賛同を頂きました。また、enPiT-Pro Embでの名古屋大学車載組込みシステムコースについての紹介もあり、多くの来場者から関心を寄せていただきました。
 
 講演後のポスターセッションでは、名古屋大学と静岡大学の教職員により、enPiT-Pro Embの詳細な事業内容を紹介しました。シンポジウムには、情報科学技術人材を必要とする企業からの参加者が多く、enPiT-Pro Embでの本学の取り組みに関する質問や要望、そして期待の声を多く頂きました。
 
 名古屋大学事業についての質問や議論を繰り広げてくださいました来場者の皆様に、厚く御礼申しあげます。関係者一同、寄せて頂いたご期待に添えるよう、名古屋大学としての取り組みを、社会のニーズに応えられるものとする決意を新たにしました。
 

          enPiT-Pro三拠点合同シンポジウムの様子

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