第16回社会情報学会中部支部研究会・ 第11回芸術科学会中部支部研究会・ 第14回情報文化学会中部支部研究会合同研究会を開催しました。

1.会議名称:第16回社会情報学会中部支部研究会・第11回芸術科学会中部支部研究会・第14回情報文化学会中部支部研究会合同研究会
2.開催期間:令和7年12月20日(土)
3.開催場所:名古屋大学 情報学研究棟1F 第1講義室
4.参加者数:総計56名
5.実施内容
 このたび実施された第16回社会情報学会中部支部研究会・第11回芸術科学会中部支部研究会・第14回情報文化学会中部支部研究会合同研究会は、中部地域の大学・大学院の研究者、学生が集い、研究成果を問い、人的交流を重ねる場である。
 今回12月20日に開催された研究会は、5部構成になっている。第1部は「研究紹介」として、萌芽的な視点を伸ばす内容で彩られた。第2部は「メディア論・情報社会と倫理・芸術」に関連する。合同研究会の強みが出たように、情報学の多様性と多角的な視点から論題が提示された。これに対する議論も、多方面にわたり、情報学のディシプリンの広がりと既存の「智」への挑戦が見られる点で、今後の期待をいだかせる時間となった。第3部では「地域コミュニティ・子育て支援とシステム実装」に注目された。情報システムの開発、実装、運用、評価のなかから浮かぶ効果、さらなる問題が議論され、今後の研究・教育の点で共有される部分も多くあった。次世代への橋渡しという点でも、興味深い発表が続いた。続く第4部「観光 DX と地域資源の活用」もより実践的、実地的な取り組みに基づいた報告であった。若い研究者や学生の視点から見る社会問題・課題の解消の糸口、貢献に資する実証データの提供を踏まえた提案などもあった。検討された諸課題は、中部地方を超えて全国でも適用可能なアイディアにも通じており、今後の発展が期待されるものであった。そして、第5部「生成 AI・LLM の産業・技術応用」は情報(学)の能力が、今後問われる分野のチャレンジする実用的な報告が並んだ。経験からデータ、汎用へというプロセスは、情報学の強みであり期待される分野である。これに対して4つの報告どれもが、各事例の難しさを踏まえながらも、チャレンジする点で、今後を期待させる内容であった。
 計20の発表が実施され、確認できる範囲でも、研究会全体で56名が参加した。理論、現実的なシステム、応用と可能性を踏まえて考えると、情報学の新規性と奥深さが再確認され、その進化のスピードも早まっていることも実感できる研究会となった。学部生、若手研究者をはじめ幅広い世代の研究者が知的・人的交流を果たした点を踏まえ、単なるイベントを超えた空間を、本研究会は提供し、今後の情報学の基礎となる1ピースになったといえる。

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