情報学研究科共催「解答過程解析を中心とする理数系 e ラーニン グの分析・設計・運用に関する総合研究 第 2 回シンポジウム」が開催されました

1.名称: 科研費プロジェクト「解答過程解析を中心とする理数系 e ラーニン グの分析・設計・運用に関する総合研究」第2回シンポジウム
2.期間: 令和4年10月9日
3.場所: 名古屋大学情報学研究科棟第1講義室及びオンライン
4.参加人数:36名
 
◇開催報告
 この度開催したシンポジウムは、大学院情報学研究科共催のもと、JSPS科研費による、理数系eラーニングの分析・設計・運用に関する研究を促進することを目的としたもので、特に理数系教育の学習データの分析を主要テーマとしています。
 今回は、項目反応理論とマトリクス分解による学習データの分析、学習活動における学習者の行動の分析、数式自動採点システムにおける解答過程の分析についての3講演(2件は招待講演)を行い、36名(国内35名、外国1名)が参加しました。
 本シンポジウムを通じて、従来、推薦システムで用いられてきた行列分解の手法を学習データ分析に適用する手法について意見交換を行うことができ、データ科学、数学、教育工学の研究者間の交流の促進につながりました。また、学習データから学習者の理解過程を研究するアプローチとして、オンラインテストにおける誤答の推移、学習者の行動データに着目した複数の手法についても意見交換を行うことができ、今後、理数系分野におけるeラーニングのデータから、学習者の理解過程を分析するための手法研究を促進させる礎となったと考えています。
 
◇本シンポジウムのプログラムや詳細については、以下のWebページに掲載されています。
 https://stack.phys.cs.i.nagoya-u.ac.jp/kaken2021/symposium/symposium02.html
 
シンポジウム風景

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