情報学研究科共催「第16回機械翻訳サミット(MT Summit XVI)」が開催されました

◇開催期間
 平成29年9月18日~平成29年9月22日(5日間)
 
◇会場
 名古屋大学東山キャンパス豊田講堂
 
◇参加者数
 300名(うち,国内235名,外国65名(20か国))
 
◇会議ポスター

◇開催概要
 「第16回機械翻訳サミット(MT Summit XVI)」は,機械翻訳の研究開発及び機械翻訳技術の利用に関して,最新のニューラル機械翻訳技術の評価や利用法に関する研究開発成果を相互に報告する機会を提供し,機械翻訳技術の普及・発展及びその活用促進を目的として開かれました。
 この学会は,機械翻訳国際連盟(IAMT)が主催し、その下部地域組織であるアジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)、欧州機械翻訳協会(EAMT)、米州機械翻訳協会(AMTA)が交代で隔年ごとに開催されているもので,今回が16回目の開催となりました。
 日本での開催は,1993年に神戸市で開催されてから24年ぶり2回目の開催となりました。
 
 会議の日程は,平成29年9月18日から9月22日までの5日間にわたり,名古屋大学東山キャンパス豊田講堂で開催されました。
 第1日目には、ワークショップ1件(MT for Academic Writing: A hands-on workshop)とチュートリアル2件(NMTor Not to NMT–Applications of Neural MT in a Localization Ecosystem, Machine Translation Customization with Microsoft Translator Hub)、第2日目からは第4日目までの期間は本会議(研究発表48件、技術展示10件、企業展示10件、招待講演4件、招待パネルディスカッション1件),そして,第5日目には,ワークショップ2件(The 7th Workshop on Patent and Scientific Literature Translation (PSLT2017), Machine Translation acceptance among the Language Industry)とチュートリアル1件(Controlled Language helps you improve comprehensibility and translation Quality)が開催され,機械翻訳の最先端技術からその活用方法まで幅広くカバーしたプログラムで編成されたものとなりました。
 本会議には、総計300名(国内235名,外国20か国65名)が参加しました。
 この国際会議を通じて,翻訳性能の向上に高い注目が集まっている「ニューラル機械翻訳」が昨年より実サービスでの本格利用が開始されたことの報告があり,この技術による実翻訳プロセスでの活用などに関する最先端の研究動向が発表されました。このことは,研究開発者と利用者の橋渡しをする重要な機会が提供されたものと出席者から評価されました。
 なお、次回は,欧州機械翻訳協会(EAMT)の主催により2019年にアイルランドのダブリンで開催される予定となっております。
 
 
       招待講演              パネルディスカッション

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