「NAGOYAラジオカフェ」を開催しました

2018年1月28日(日),情報学研究科社会情報学専攻・小川明子研究室は,名古屋大学野依学術記念交流館にてシンポジウム「ラジオとフォーラム その過去・現在・未来」を開催しました。
 

 
このシンポジウムの冒頭では,まず、CBCラジオの参加型番組を開始当初からディレクションされてきた加藤正史氏と、TBSラジオで新たなリスナーの獲得や番組編成を試みるプロデューサー、橋本吉史氏による講演が行われました。お二人の講演を受け、ネット上の社会運動研究と比較するかたちで、成蹊大学の伊藤昌亮氏から、ラジオのパーソナリティに求められる「決断主義」と「多元主義」のバランス,バフチン的「カーニバルの笑い」や「グロテスクリアリズム」がラジオコミュニティに与える影響などを中心に、戦後のラジオが担ってきたフォーラム性のデザインとは何だったのかが整理されました。

 
この分析に基づき、ディスカッションでは、ラジオのフォーラム性を支えるための新たな財源確保の問題や、リベラル・コンセンサスが揺らぐ時代に、制作者側にはどのようなパフォーマンスが必要とされるのかといった点に焦点が当てられました。
参加者はラジオ関係者、大学関係者をはじめ、47名でした。
 
内容について詳細は

ラジオとフォーラム ー終了報告


をご覧下さい。

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